2007年11月11日

「ALWAYS続・三丁目の夕日」茶川役の吉岡秀隆

「ALWAYS続・三丁目の夕日」茶川役の吉岡秀隆


「僕たちは昭和34年の世界を知らない。だからこそ、手探りで作り上げたファンタジーの世界を楽しんでほしいですね」

続編は怖い でも楽しい
 大ヒット映画の続編「ALWAYS 続・三丁目の夕日」が、11月3日から公開される。たっぷり盛られた泣き笑いのドラマの中心となるのは、作家志望の茶川の奮闘ぶり。前作同様、吉岡秀隆が「不器用だけど、愛すべき茶川さん」を演じている。(近藤孝)

 駄菓子屋の店主をしながら、作家を目指す茶川は、うだつのあがらない男。前作の撮影時、山崎貴監督も「すごく、嫌なやつですね」と評したが、「本当は、ひねくれてしまっただけで、心の美しい人。そうじゃないと、美しい純文学なんて、書けないですよね」と吉岡は語る。

 前作に続き、息子のように一緒に暮らしている淳之介(須賀健太)を、実の父親(小日向文世)に連れ戻されそうになる。別れた踊り子のヒロミ(小雪)への思いも募る。そこで一念発起、三丁目の面々に励まされながら、芥川賞をねらうことに。

 偏屈で面倒くさいことが嫌いなはずの男の心の変化を、「守るべきものを持つと、人間的な強さが出てくる。(作家になる)夢も自分の中にだけ大事にしていればよかったのに、形にしなくちゃいけなくなった」と受け止めた。ただ、そんな役を演じるのに、「つらそうな茶川さんになりきるのも、つらいんですけどね」と、本音もちらり。

 前作は数多くの映画賞を受賞、興行的にも成功しただけに、続編への期待は高まる一方だったが、「最初に出演の話をいただいた時は、反対だったんです」と明かす。「物語が完結したら、その後の展開は観客の想像に任せた方がいい。(テレビドラマの)『北の国から』や『Dr.コトー診療所』の時もそうでしたから」

 固辞したかった気持ちを変えたのは、プロデューサーや山崎監督の「もう一度、三丁目の人たちに会いたい」という言葉だった。

 「『1作目がヒットしたから、2作目も』という安易な気持ちでないことが伝わってきた。続編を作ることは、楽なことでなくて、怖いこと。その怖さを皆が理解して、悩んで出した結論なんだと感じました」

 実際に撮影現場に足を踏み入れると、こんな楽しい現場は初めてだった。「前作を超えなければ、という思いを、皆が背負っているはずなのに、いつもどこかで笑い声が聞こえてきた。プレッシャーをはじき飛ばす力、ですかね。笑い飛ばす若さかな」

 堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希らが演じる鈴木オートの一家は、今回も元気いっぱい。宅間先生(三浦友和)、たばこ屋のおばちゃん(もたいまさこ)らも健在だ。「長い休暇から戻ってきたような感じです」

 ただ、堤とのどたばたが減ったのは、少し残念だった。「(「男はつらいよ」シリーズで)寅さんとタコ社長が毎度毎度けんかしますよね。三丁目ファンとしては、ああいうシーンが見たかったなあ」

(2007年10月26日 読売新聞)

ALWAYS 続・三丁目の夕日

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